泡沫のユークロニア 感想(ネタバレ有
買って放置していた泡沫のユークロニアを全ルートクリアしましたので
感想をここに殴り書きます
実は、前回の乙女ゲーム「トリコリティアイズ」ですっかり乙女ゲームが冷えかけてしまいまして。オクトパストラベラーやリズムゲーム等を間に挟んで、乙女ゲーム熱を補充。やっとこさ最低限の熱が保たれ、再び乙女ゲームをプレイすることができました。
順番は以下の通り
淡雪→帷→依→露草→矢代→真相
共通ルートがchapter2までしかないのに、とても長く感じ、個別ルートはなんとchapter8まであるというボリュームで大満足でした。個別√が長いほうが自分は好きです。二人の関係性が変わる過程を、しっかり味わうことができるので。
ただ、矢代√になってきたら、イテハリの裏事情もある程度わかっている状態でプレイすることになるので、少し物足りなさを感じてしまいました。
自分は淡雪√をクリアした後、これ以上の刺さる√が来ないかもしれないなあ、というか依ってこんなヤバいやつなんだ、逆にこいつどういう回路なのか気になる…と興味が搔き立てられ、高めのモチベーションで続けて臨むことが出来ました。依…お前さいあくやけどお前のおかげや…(?)
依のどうしようもない人柄が逆にツボって、今では依√が一番気に入ってますし、キャラとしても推します。
淡雪√
淡雪さんはずっと主人公のことを気にかけてて、ある意味最初から依存気質であるなあと感じていました。見た目はすごく綺麗で、おそらくイテハリの世界でもイケメン扱いなんだろうなあと葵の発言からみても思います。重ために一途に主人公を想う気持ちがとても綺麗で、旦那にするなら淡雪だなあと思いました。
最後のSSもちょっとびっくりして。え、肌色スチルが各キャラクターごとにあるやつ?これ?と勘違いしてしまいました
好きなシーンはこれ
帷√
淡雪√に入りかけの時に急に登場したのが帷さん。自分はあまり刺さらないから最初のうちに攻略してしまおうかと思い、2番目は帷にしました。人柄が男前でいいね。多分男性からの人気もつよくなりそう(男プレイヤー多分ほぼおらんやろけど
依√
淡雪√クリアの時からずっと攻略したいなあと思っていた依さん。性格が悪いっていうか、多分これは幼少期の人格形成が未発達でこんな人()になったんかな~、そう思うとかわいそうだなあと思いました。この√の主人公ちゃんが一番好きです。ちゃんと意思を持って、自分らしさがあって、馬鹿じゃないから。言っちゃ悪いんですけど、他の√の主人公ちゃんって、なんの考えも無しに首つっこんで弱いくせに足だけ引っ張るお荷物のように見えなくも無かったので。ここのルートの主人公ちゃんは、この男に振り回されながらも、しっかり最後は自分で舵を取って生きているのが感じられて、よかったです。
イテハリの狂気にしっかり気づいていて、この世界が気に食わないと思う依が、なんだかんだ最終的にはイテハリに助けられて生かされているのが少し皮肉のきいたエンドに思えて、それはそれでおもしろいエンドだなあと思いました。(カラタチも同様
依の好意は、どうやら前半にあった指切りの時から本気だったようで。いや~そんな前からガチだったのはさすがにわからん~ってなったけど、中盤以降はあきらか独占欲がただ漏れでしたね。愛情を感じず生きてきた人間だからこそ、うまく愛情を与えたり表現するやり方がわかないんだよね。だから、他人から見ると依の言動行動はいびつに見えてしまって、主人公ちゃんからは警戒されちゃってるんだよね。主人公ちゃんもまだ若いから、この依の言動や行動が愛を求めているゆえであることがわからなかったんだろうなあと思います。主人公ちゃんがそれに早く気づいて、依に安心感を与えてあげたら、少しまた違った恋愛模様も見ることができるのかなあと妄想しました。
(だからといって、主人公ちゃんがそこまでする必要性はないからねw)アラサーまでいってたら、性格が改心されることって実際無いじゃないですか。そういうところもリアルだなあと思いました。w
好きなシーンはこれ
依の甘えと飢えが共存しているシーン。スチルめっちゃよくないですか?
露草√
甘え方が上手で、弟キャラだなあと思ってたら本当に弟でしたねw
甘えてるシーンが多くてかわいいなあと思いつつ、後半になってきたらこのままではいけないと思い立つところも出てきましたが、私としてはもう一皮むけた露草くんも見て見たかったなあと思います。ほんでね、自分も気持ちはやめで読んでたのがわるいのかもしれないんですけど、いまいち主人公ちゃんが露草を好きになる理由ってのがよくわからなかった。好きになった過程がね。
矢代√
最初、こいつメインパケにのってるくせにまさかの子犬キャラ?とか思ってたんですけど、これまでの√で、ちょいちょい矢代の感情が欠落した意見を目の当たりにしてたので、依よりえげつない爆弾の可能性もあるなコレ…と警戒しながらプレイしてました。
最初の襲撃シーンは仕込まれたものだったと聞いてああ、、そうなんだ、、と少し驚きつつも、千鳥と連絡とりあってたのってほんとに矢代?ちがうよね?とサスペンス的な視点で物語をみていました。
最後のカラタチvs矢代のガチンコスチルがとーてもお気に入り。てかカラタチが一番攻略したさあるわ。
まだこのゲーム、全部わかってないなあというところがありますよね。
例えば、イテハリ創生から10年後に発生した事件、住民が自我を失ったこと、んで、真相√では一見めでたしめでたしのように見えて、実は何の解決もされてないという事実。
今後、FDが来るのでしょうか?一応売らずに様子見しようと思います。