Cendrillon palikA 廻螺・歌紫歌ルート感想(ネタバレ有)

 エラ√


全ルートクリアしたので、サンドリオンパリカ最後の感想記事にしようと思います。見て?この選択ジワジワきますよ…



そんなん言わんでもわかるヤロォ!?(マジレス)


てなわけでエラさんルートですが…結論から言うと、サンドリオンパリカの中で一番衝撃的かつ面白い√でした…。自分、可愛い系男子ってそんなピンとこないんですよ。だからついつい走りながら進めてしまうんですけど・・。でもね、ワイはちゃんとこれまでのオトメイト作品で学習…しましたから。オトメイトの子犬キャラは絶対‥何かあるってね…。(勝手に子犬キャラ認定ヤメロ)

エラさんも(さん付け)絶対何かあると思ったら、思いっきりネタバレオンリーのストーリーでした。でも色々とわかってすっきりしましたよ。

冒頭からエラくんはハイリちゃんのことを気に入ってグイグイ攻めてきます。意外でした。あんなに儚げ~女か男かわからん~ってかんじの人だったのに、ルート入った途端グイグイですよ。しかもかなり直球に、素直に感情を出します。やるじゃねえか…おい、ユーレン見てるか。このドストレートなアタックが逆に心地よかったです。


はじめて針を動かしたとき、Mは酷く苦しみます。びっくりするハイリちゃん。ここではまだ自分のせいだと気づいていません。Mは体が弱くて~とメイに言われてたしね…。仕方がないよ。ちなみに、このメイという名前は、原作のシンデレラに登場する継母の名前「トレメイン夫人」からもじっているのでは無いかと思われます。あまりにも苦しむ様子をみせるので、どうにかして針を進めずにストーリーを堪能できないものだろうかと思案しながら、進めていました。(まあミスったら即BADなんで途中までガンガン針進めるんですけど)






んでM=エラが同一人物であったのが途中で発覚します。その場にいたハイリ、リンドウ、ナトラは驚愕のあまり立ち尽くしました。私もこの時ビックリしました。あ~~~~まじかああああ…気づかんかった。リンドウくらいなら既に知ってそうだと思ってたからさ。




でも確かに思い返せば、いくつもの伏線はあったんですよね…。そもそも、対峙しているところを見てませんし、Mの立ち絵の骨格がエラと全く同じでしたしね、体の不調、Mの願い、「なにもできない」と言い放つ対話シーンといい、いやあ、おもいっきりしてやられた感wなにもできないっていうのは、自分が男のアストロラビだったからなんだね…。なんてしんどい人生だったんだ。




自分との心の対話の中で出てくるこのセリフ、エラらしいなあと思いませんか。

「ハイリが好きではなく、おもちゃを手放したくない執着心では」みたいな。実際、この時は自分も一理あるなあと思っていました。そこから拗れて大きく展開する個別√なのかなあて思ってたんですけど、もっともっと規模の大きいストーリーでおもしろかったです。



ハイリちゃんのセリフもすごかった。いやまじでそこらのイケメンどころではないイケメンセリフすぎて。女前すぎるよ・・・

そして



叡智の書架にある情報を全世界に公開し、世界中の研究者と協力しながらついにアストロを2個連動させて針を呪い前まで巻き戻すことにします。ここのスチルがすごくよかった。ああ、二人ともお姫様であり、王子様なんだなあと。支え、支えられ、共に歩む…的な。なんだかそれって理想の夫婦像でよくないですか。(まだ結婚してないでしょ)

エラは今作のメインヒロインで間違いないと思います。







カシカ√


公式サイトをまともに見ずにプレイしているので、最後のカシカあたりになってようやく、あれこれみんな泣いてる?泣くことがテーマのゲームだったりする?と勘づいた自分は、やべえ~はやくカシカの泣きが見てえ、、あの飄々とした顔を崩してえ…と下賤な心でプレイをしました。実際ラスボス的立ち位置なので、はやくプレイして気持ちよく終わりたいのもあります。


カシカは初めてサンドリオンパリカをプレイした時から色気あっていいなあと思っていましたが、この人がどう恋愛感情を持って縺れ合うのか想像できなくて、ワクワクしながら読み進めることができました。


 (画像はシエンルートの一面です)

カシカの正体には、今思えばいくつもの伏線がありました。目の色がシエンと同じであること、所作が古いこと、エキストラでは不老呼ばわりされてたこと、「上品」な雰囲気をまとっているとハイリちゃんが序盤から思っていること、家事が一切できないことなど。




ストーリーでは思っていた以上に黒い感情が出ており、うわお、と思わず声が出てしまいました。闇落ちスチルが非常に映えるキャラ。

サンドリオンパリカ自体の最後のキャラクターでもあるので半分真相ルート的な立場もあって、今まで感じていた謎が次々に分かって気持ちよかったです。今思えば、黒禰ルートの犯人はカシカで、最後のあっけない解呪はカシカがやったんでしょうね。。ガラスに浸食されるハイリとなんとかしようとする黒禰の姿が、自分の過去と重なって、どうにかしたかったのかなあ。「カシカの姿は見えなかった」という結末の√は多分全部それで、呪い返しでもヘタしたら受けて死んでたのかもしれない。呪い返しに関する言及は他ルートでもありましたし。




結局カシカは暗躍したラスボスのような人でしたが、なんだかんだ200年もの間引き延ばしにしていた時点で、誰かに気づいてもらいたかった、救われたかったんだなあと思います。そこに早く気づくハイリちゃん、さすが、我らの王子様すぎる。最後の「ありがとう、俺だけのシンデレラ」のシーンすごくよかった。なんだか、ああ本当に終わったんだなあて、感慨深くなりました。











総括

綺麗な絵であることだけでつられて買ったゲームでした。が、その中身は思った以上にシリアスで楽しくて、攻略キャラも全員かっこよくて、よきゲームに出会えたなあと思っています。ルート自体はエラルートが一番好きで、キャラはシエンがお気に入りです。

若干の謎はまだ残っているものの、全体的に綺麗にまとまって終わったので、FDは無いんだろうなあとしみじみ思います。しばらくこの綺麗な世界で余韻を感じながら、また次プレイするゲームを考えようと思います!

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