DistortedCode-生者の残り香-(サイコホラー編)
このゲームで一番長くて本筋っぽいサイコホラー編について書きたいと思います。
この記事はネタバレ有となってますので、未クリアの方やネタバレが気になる方は戻るボタンでよろしくお願いします。
あらすじは、公式HPと同じ通り。
自分が兄に殺される予感がずっとあり、それを回避するために行動に移していく中で、あらゆる謎に立ち向かうストーリーです。
主人公は兄に2年前に頭を強打され、兄は少年院に行っています。その状態であるのにも関わらず、メンクリの先生や家族たちは口をそろえて「兄と話せばわかるかもしれない」「人間らしいところがある(一切口聞いてないのに)」と生温いことを言うのです。
この時点で、もう何かおかしいなあー、これは現実か虚構かわからなくなっている統合失調症ゲームなのか?とか色々考えてしまいました。今となっては、周りの思考自体、隼君がある程度いじっているんだと思われます。
隼の失踪・殺人増加の度に、本当に不気味で、読み進めるたびにドキドキしました。
あと、BADは何回も踏みまくりました。Xボタンで会話とたどる時にBADかどうかすぐわかるようになっているので、これは本当に安全。
このルートは特にそうなんですけど、二ノ瀬君が本当にね~いい子すぎるんですよね。
高校生と思えないくらい思考が大人寄りだなあと思いました。特に、隼(兄)が失踪した時に行った主人公への行動認知の確かめ方が素人のそれではないなと。
あと、コンビニの立てこもりシーンにて、立てこもり犯が人質解放で出した条件である「人質の生きている身内の身元(住所)情報を全部提供する」っていうもの、なんで澪ちゃんの兄の所在がわからないのに小森のお父さんだけわからずってことになってんだろうなって思っていました。この時に、私はずっと隼(兄)は死者である説をずっと考えていたのですが、結局わからずのまま終わっちゃいましたwキャッシュカードが動いているので、サイコホラー編では生きているんだろうと思うんですけど。
んで、七杜先輩めっっちゃビジュが良い!!それだけは言える。私声優さんの情報全然見てなかったので、黒幕スチルが出た時は「ああああああ!まじかああ」と驚きました。
思えば、BADの前には七杜さんがスーパーで偶然出会ったとかなんとかで、直接接触してきているんですよね。こわいこわい
七杜の気持ちもわからなくはないけれど、悲しい奴だなあと思います。あれだけヒトを見下し、選民意識が強いのにも関わらず、実際ヒトに支えられてヒトに囲まれた社会で生かされて「今」を生きているのだから。かわいそうなやつだなあと。主人公が思っているように、孤独が狂わせるのは最もな言い分であり、これはヒトであれ、リンカーであれ、同じことだと思いますね。
サイコホラー編は、間宮エンドと要エンドが面白かったです。
特に物語のバランスでいうと、間宮ルートが一番青春っぽくてよかったなあと。要エンドでは、ちゃんと大人と子供であることを弁えた、控え目な要の行動が見ていていじらしかった。こういう時にヒロインからグイグイ行って、動揺する男を見て楽しむが乙女ゲームの醍醐味ですね。
経験人数聞いているところ笑ってしまったw
時間があればほかの編の感想も残そうと思いますーまた
コメント
コメントを投稿